M22

フォトフェイシャルとは、IPLと呼ばれる特殊な光を使用し、様々な肌トラブルを改善する治療です。フォトフェイシャルは、表皮層のメラニン色素に反応することで、広範囲のしみやくすみ、そばかす、にきび跡を薄くする効果があります。また、赤血球に反応し毛細血管も壊すため、赤ら顔や赤みのあるにきび跡にも効果が期待できます。さらに、真皮層のコラーゲンにも作用し、肌のハリ、小ジワ、毛穴も改善します。相乗効果によって顔全体のトーンを上げる事が可能です。回数を重ねることで肌全体の悩みをトータル的に改善していく事ができます。M22は従来のフォトフェイシャルと比べ光の波長や光の出方、パワーを細かく設定でき、お悩みに応じた細やかな治療が可能です。光のエネルギーが熱に変わり、肌トラブルのある部分にだけダメージを与えるため、正常な肌にはダメージを与えることなく、肌への負担を最小限に抑えながら、美肌・美白効果をもたらすことができます。

【適用】
しみ、そばかす、くすみ、しわ、赤ら顔、毛細血管拡張、にきび、にきび跡、毛穴などの改善

【治療回数】
個人差はありますが5回程度行うことで効果を実感していただける事が多いです。治療回数は肌質、症状によって異なります。
【治療間隔】3〜4週間程度
【所要時間】30分程度

【経過について】

  • シミやそばかすなどの色素斑は、照射直後〜数日で濃く浮き出てくるものがありますが、無理に剥がさないでください。1〜2週間程度で自然に脱落します。一度薄くなったシミの場合、治療を繰り返すことで徐々に改善する事が期待されます。(メラニンの存在する部位により消退しないシミもあります。)
  • 血管拡張などの赤みは、施術後に血管が消える場合と、血管が灰色様に変色し1週間程度で消失する場合と、大きな血管など症状によっては変化の見られない場合もあります。


【副作用・リスクについて】

  1. 赤み:治療後、照射した部位が一時的に赤くなることがあります。
  2. ヒリヒリ感:照射後にヒリヒリ感が数時間〜1.2日持続することがあります。その場合は照射後に軟膏を塗布いたします。
  3. 瘡蓋:シミの部分は黒い膜のような瘡蓋になる事があります。その場合1〜2週間程度で自然に脱落していきます。無理に剥がすと、炎症が色素沈着の原因となるため無理に剥がさないでください。瘡蓋が取れたあとは一時的にピンク色の皮膚になりますが、1〜2ヶ月で落ち着きます。(※シミの種類によっては瘡蓋にならない場合もあります)
  4. 水疱:反応が強い場合は水膨れができる事があります。特に日焼けしている肌ではリスクが高まります。水膨れが早く破けると炎症後色素沈着になりやすいため、その際は軟膏とテープ保護をお渡しするためクリニックへご連絡ください。
  5. 炎症後色素沈着:東洋人は、熱を加えると色素沈着を起こしやすい肌質のため、通常の経過でも生じる場合があります。その場合は美白剤の使用を勧める場合があります。
  6. 隠れ肝斑の出現:隠れている肝斑が照射の熱により出てくる場合があります。過去に肝斑が出た事がある方は事前に医師や看護師にお知らせください。肝斑様の光を使うなどの注意を図ります。さらに、このような方は内服の併用をお勧めします。
  7. 火傷:プローブから熱と光の発生がありますので、火傷の可能性があります。その場合、適切な処置を行うために速やかにクリニックへご連絡をお願いいたします。

※副作用にかかわる治療費はご自身の負担になりますのでご了承ください。

【施術前後の日常生活について】

  1. メイク、洗顔は当日より可能ですが、擦らないようにしてください。
  2. 当日はシャワー浴のみ。激しい運動や入浴、サウナ、飲酒等は感染・炎症の増悪を防ぐために当日は控えてください。
  3. 治療後は、紫外線の影響を受けやすくなります。日焼けは照射部位の色素沈着の原因となるため、紫外線対策を十分に行ってください。
  4. 治療後は、肌が乾燥しやすくなります。十分な保湿を心がけてください。
  5. 治療の前後1週間はピーリングやレチノール、トレチノイン、ハイドロキノン等刺激の強いスキンケアの使用をお控えください。
  6. ニキビ薬(ベピオゲル・デュアックゲル・ディフェリンゲル等)は赤みが落ち着いてから使用してください。