CO2フラクショナルレーザー

フラクショナルレーザーは、皮膚にレーザーを照射し、微小な無数の穴を開けて組織を蒸発させることで熱により肌を引き締め、繊維芽細胞を刺激します。肌本来の再生能力(自然治癒力)を促すことで、コラーゲン産生が促進され、肌全体の皮膚を再生させます。
ニキビ跡、傷跡、お肌の若返りに効果のあるレーザー治療です。面で削らず無数に円柱状に削ることで、従来のレーザーに比べて術中の痛みや術後の色素沈着、瘢痕、赤みなどのリスクも大幅に減少し、効率的で安全なフラクショナル治療が可能となりました。


【適応】クレーター、毛穴の開き、肌の凹凸、傷跡、小じわの改善など
【治療回数】通常1回の治療で約10〜15%の肌が再生すると言われ、5回で1クールを目安とします。
【治療間隔】1ヶ月おきに治療を行うことをおすすめします。

【施術後の経過】

  • 施術直後:多少の赤みを伴います。赤みとともに、熱感・腫れ・ひりつきを感じる方もいます。
  • 2〜3日後:赤みの軽減とともに瘡蓋が形成され始めます。瘡蓋に伴い肌がざらつきます。瘡蓋は無理に剥がさないでください。掻痒感がある場合も掻き毟らないようにしてください。しっかりと保湿することで軽減します。この時期は保湿と紫外線対策が重要です。
  • 1週間後:約1〜2週間で瘡蓋の脱落治療効果が実感できる時期です。継続して保湿と紫外線対策を行ってください。


【副作用・リスク】

  • 痛みを若干感じる方がいます
  • まれに傷跡が残る方がいます。傷跡が形成された場合、綺麗に治る方がほとんどですが、炎症後色素沈着として跡が残る場合もあります。
  • ごくまれに、施術により一時的にニキビが増えることがあります。


【施術後の注意事項】

  • 施術後24時間は洗顔、メイク(日焼け止め、化粧水含む)は控え、ワセリンで保湿してください。24時間以降は洗顔、メイクともに可能となります。
  • 施術部位以外のシャワーは当日から可能です。
  • お肌が炎症している間(赤み・腫れ・熱感が引くまで)は長時間の入浴、サウナ、激しい運動、血行のよくなる行為はお控えください。
  • 当日の飲酒、喫煙はお控えください。
  • レーザー後は色素沈着予防のため、日焼け対策を行い、摩擦に注意してください。
  • 赤み、かさつきのある間は摩擦、ピーリングやその他施術など外部からの刺激をなるべく与えないでください。
  • レーザー後は肌が乾燥しやすくなります。施術後24時間以降はしっかりと保湿を行ってください。