ミラノリピール
ミラノリピールは、トリクロロ酢酸(TCA顔用:35%)、ラクトビオン酸、サリチル酸、酒石酸、クエン酸に加え、保湿成分のスクワラン、ビタミンB、C、GABA、アルギニンなどの成分が入っています。トリクロロ酢酸の濃度がコラーゲンピールより高いですが、特殊な製法により、赤みが出にくく、脂漏性(ニキビができやすい)肌にも施術することができます。特徴として、コラーゲンブースターの作用があり、皮膚の剥離をおこすことなく、皮膚のより深層にある真皮深層に働きかけ、表皮再生を活性化させコラーゲンの生成を強力に促進することができるピーリングです。ダウンタイムもなく、当日のお化粧をして帰ることができます。
【適応】
肌のハリ、ツヤ、小じわ、肌のキメの粗さなど肌質改善、ニキビ跡、くすみ改善
【治療間隔・治療回数】
大きな効果を得るためには2〜3週おきに5回程度継続後、月1回定期的に行うと効果的です。
【副作用・リスク】
- 治療中に軽度の刺激感や赤みを生じる場合がありますが、多くの場合1〜2時間で治ります。
- 施術数日後に皮むけが生じることがありますが、表皮のターンオーバーが促進されていることが原因です。無理に擦らないでください。
- 皮膚のターンオーバーが亢進することで、一時的にニキビが悪化することがあります。
- かぶれ(薬剤の成分が肌に合わない場合)
【施術前後の注意事項】
- 日常的に日焼け止めを使用し、紫外線を予防してください。
- 施術後は肌が乾燥しやすくなるため、保湿をしっかり行ってください。
- 施術後の肌は敏感になっているため、摩擦などの刺激はしない様にしてください。
- 薬剤による肌トラブルが生じやすくなるため、拭き取りコスメ、スクラブやマッサージなどは治療中はお控えください。
- トレチノインやハイドロキノンを使用している場合は、副作用のリスクが高まるため、施術前後1週間は使用を中止してください。
【コラーゲンピールとの比較】
どちらもTCA(トリクロロ酢酸)が配合されたピーリングですが、コラーゲンピールはTCA濃度33%に対しミラノリピール はTCA濃度35%とより高濃度の薬剤となっています。その一方で国際特許取得の特殊な製法より、赤みや治療中の刺激(灼熱感)が出にくいのが特徴です。コラーゲンピール(PRX-T33)は、皮膚を剥離せずに、真皮に働きかけコラーゲンの生成を促進してハリや弾力の回復を促します。ミラノリピールにも同様の効果がありますが、TCAに加え4種類の酸(ラクトビオン酸、サリチル酸、タルトル酸、クエン酸)が含まれているので、表皮に作用し古い角質をマイルドに剥離させることで、ターンオーバーを促進してくすみやザラつきも改善します。