ピコア(PICORE)

 



ピコア(Picore)は、シミ・そばかす・肝斑・ADM等の色素性病変治療において米国FDAとKFDAの認可を受けた安心の高い医療用美肌レーザー機器です。

今までののシミ・肝斑治療ではナノ秒レーザーを使用して熱エネルギーによってメラニン色素を破壊していました。新しい「ピコレーザー」は、衝撃波によってメラニン色素を砕きます。衝撃波を用いることで、これまでよりも細かくメラニン色素を破壊することができ、また周囲の肌組織にダメージを与えることなく、シミをピンポイントで除去することが可能です。

また、ピコレーザー(Picore)はメラニン色素のみを選択し、細かく砕くため色素沈着が起きにくく、レーザー照射後にかさぶたができにくく、ダウンタイムが少ないのが特徴です。ピコトーニングは当日、ピコフラクショナルは施術翌日からメイクをすることも可能です。 



ピコトーニング

波長1064㎚のNd:YAGレーザーを顔全体に低出力で複数回照射します。メラニン色素を少しずつ分解・排出していき、薄いしみやお肌全体のくすみ、肝斑を改善し、明るくクリアな美肌に変えていきます。自宅でのケアとしてシナールやトラネキサム酸の内服をレーザー治療とセットで行うと効果的です。


ピコフラクショナル

 ピコフラクショナルは高密度のピコレーザーを照射することで、衝撃波により表皮内に微小の空洞を作ります。その空洞に刺激を受け、コラーゲン増殖が活性化・エラスチン(肌の弾力維持にかかわる)が再生され、皮膚細胞の再生力が活性化することで肌質改善を図る治療です。
また、続けて施術することで、しわやたるみなどにも効果的です。新しい肌を再生し肌質を改善することで、お肌の若返りに特に効果の高い治療です。 


ピコトーニングフラクショナル

 新ピコフュージョンとは新しいテクノロジーDOE「Diffractive optical elements」を用いた施術です。ピコレーザーの衝撃波で表皮内に空胞化を生じるさせること、コラーゲンの増生を促進し、お肌の凹凸を滑らかにすると同時に、しみやくすみ、そばかすなど浅いのメラニン粉砕し肌のホワイトニングも同時に実現します。つまり1回の照射とピコトーニングとピコフラクショナルの同時の効果を狙う事が可能となります。なおこの施術は表皮内に微細な内出血と赤みがやや強く出るため2,3日のダウンタイムを想定する必要があります。シミに特化したものはピコトーニング、凹凸治療に特化したものにはピコフラクショナルという従来の適応は変わりませんが。軽度~中程度のシミと凹凸を同時に改善したいと方には適応の施術となります。



ピコスポット (シミ取り)

 シミに対して直接ピコレーザーを照射します。シミ・ソバカス・ADMなどを改善できます。1回のスポット照射でシミが取れることが多いです。従来のヤグレーザーなどはレーザー照射後に1週間〜10日間くらい絆創膏を貼る必要がありましたが、ピコスポットではテープ保護の必要はありません。従来のレーザーよりもダウンタイムが圧倒的に少なくなりました。
※ピコスポットは1回でシミが完全に無くなる事を保証する施術ではありません。シミの性状によっては複数回の治療を要する場合もあります。 




【治療回数】個人差はありますが5〜10回継続して行うことで効果を実感しやすくなります
【治療間隔】2週間1回〜1か月に1回
【所要時間】30分〜1時間程度
【ピコレーザーダウンタイム】 直後に赤み、2、3日程度軽度の点状出血が残る可能性がございます。

 【ピコスポットダウンタイム】1週間程度してからシミがカサブタになって剝がれます。
 


【副作用・リスク】

  • 治療中、照射部位にパチパチとした痛みや入浴後のような火照りを感じることがあります。
  • 治療後、1〜2日間程度赤みや軽い膨疹、火傷、水膨れを生じたり、照射した部分に一時的に瘡蓋ができることがあります。また、痒みや吹き出物、点状出血を生じることがございます。
  • レーザーの刺激によりしみや肝斑が濃くなったり、白く抜ける白斑を生じることがございます。


【施術後の生活について】

  • 当日はシャワー浴のみとし、入浴やサウナ、激しい運動、飲酒などはお控えください。
  • レーザー治療後は肌が乾燥しやすくなります。十分な保湿を心がけてください。
  • レーザー治療後は紫外線の影響を受けやすくなります。日焼けは色素沈着の原因となるため紫外線対策を十分に行ってください。
  • 治療の前後1週間はピーリングやレチノール、レチノイン酸や拭き取りコスメ等の刺激の強いスキンケアの使用をお控えください。
  • ニキビ薬(べピオゲル・エピデュオゲル・ディフェリン等)は赤みが落ち着いてから使用再開してください。


【治療をお受けいただけない方】

  • 施術部位に極度の日焼けをされている方
  • 重大な皮膚疾患がある方
  • 妊娠中または授乳中の方
  • ケロイド体質、光線過敏症の方
  • 重度の糖尿病
  • 施術部位に金属類(プレートや金の糸)の埋め込みがある方



毛穴の引き締めにハイドラピーリング、レーザー後の鎮静・保湿・美白にエレクトロポレーション との組み合わせもおすすめです。また、治療中のホームケアとして美白内服(シナール¥1,100、トランサミン¥3,000  それぞれ28日分)も取り扱っております。